秋田県と山形県に跨る標高2,236mの鳥海山へ(8月4日)出掛けた。「新・花の百名山」で田中澄江さんが「チョウカイフスマはエメラルドグリーンの繊細な葉に、やや蒼味をおびた白い花」と記していたが可憐な花であった。
鉾立~御浜
鉾立からはコンクリートの階段がしばらく続き、展望台を過ぎたあたりから本格的な登山道となる。左に奈曽渓谷を見ながら進み県境を通過すると間もなく賽の河原に到着した。
賽の河原周辺は彼方此方に残雪があり、雪解け水が流れていた。花の種類も多くなり楽しみながら御浜を目指した。
紺碧の水をたたえた鳥海湖とお花畑の眺めがとても素晴らしい。
御浜~頂上小屋
御浜から岩の尾根道を進むと御田ヶ原に到着、正面に新山を望みながら下りとなり、次に八丁坂のきつい登りとなる。ハクサンイチゲ、チングルマ、ニッコウキスゲ、ハクサンシャジンなどが咲いていた。
七五三掛分枝から千蛇谷コースを進むと急降下の階段があり、その岩の陰にはダイモンジソウが沢山咲いていた。千蛇谷で雪渓を渡り頂上小屋を目指すが此の辺りからは花が少なくなってきたようだ。
チョウカイフスマは鳥海山と月山にのみ咲く花と言われているが、昨年の月山では見ることが出来なかった。「今回は是非見たい」と思っていたので、可憐な花を目にすることが出来て大満足。
頂上小屋~鉾立
外輪山コースで下り七五三掛分枝から鉾立まで同じ道を下山した。
日帰り鉾立往復コースはチョットきつかったがまた機会があれば別のコースで挑戦したい山となった。